「なんだか最近、気が滅入る…」と感じたら…【自分でできる社会的処方】

「年を取るって、なんだか寂しいものだねぇ…」
「一人暮らしが長くなって、誰とも話さない日が続くと、
心の中にポッカリと穴が開いたような気持ちになるんです。」
「最近は家から出るのも億劫で…」
「テレビを見ていてもつまらないし…」
「物忘れもひどくなってきて、
もしかして認知症が始まったんじゃないかって、
不安になることもあります。」
こんなことを感じたり、
誰かに話をしたことはありませんか?
病院の先生には、「年のせいですよ」って言われる
毎回、同じ薬だけを出してもらって帰ってくる
もちろん
定期的な通院や検査、投薬は大切です
しかし、
それだけでは先ほどのような悩みはなかなか解決しませんよね?
今回は
「なんだか最近、気分が滅入る…」
と感じた時に自分でできる方法を
社会的処方の観点から解説していきます!
1. 自分でする「社会的処方」って?
突然ですが、「社会的処方」って言葉を聞いたことはありますか?
最近、注目を浴びている言葉ですが、
処方するのは、お薬ではなく
「社会とのつながり」なんです!
簡単に言えば、お薬に頼るだけじゃなくて、
自分から地域との繋がりを作ったり、
何か役割を見つけたりすることで、
心の元気を取り戻す方法のことです
「そんなことで本当に気持ちが晴れるのかな?」
って思うかもしれません
でも海外では
【処方箋】
・○○サークルに参加すること
・家族と一緒に○○へ行くこと
みたいな処方箋が存在するんです!
しかも
ちゃんと効果があるんですよ!
これから
自分でも簡単に始められる方法を
いくつか紹介していきますので
「これなら出来そう!」
と思ったことからチャレンジしてみてください!
2.まずは「こんにちは」から始める
一番簡単で、すぐに始められるのが、
近所の人への挨拶です
散歩に出かけた時、
ゴミ出しに行った時、
顔見知りの人に「こんにちは」って声をかけてみる。
最初は 勇気がいるけど、
返事が返ってくると、
心がポッと温かくなります
もし話が弾んだら、
天気の話でも、
最近あった出来事の話でも、
何でもいいので、
そのちょっとした会話が、
孤独感を和らげる薬になります!
3.眠っていた「好き」を見つける趣味の時間
若い頃に好きだった趣味をまた始めてみるのもいいかもしれません
編み物・裁縫・絵を描くこと、
指先を使う作業は、脳の活性化にも繋がりますし、
何かに集中する時間は、
憂うつな気持ちを忘れさせてくれます
完成した時は達成感が得られますし、
誰かにプレゼントや報告をすることが
自分の心の栄養に繋がります!
4.自分の経験を活かす ボランティア という選択肢
長年農作業をしていた、
工場や食堂で働いていた、 など
高齢者には、若い人にはない豊富な経験があります!
その経験を活かして、
地域の活動に参加してみるのも、
自己効力感を刺激する良い方法です!
子供たちに勉強を教えたり、
地域の清掃活動に参加したり
誰かの役に立つことで、
「まだまだ自分もできることがあるんだ」って実感できて、
生きがいを感じられます
5.地域の集まりに積極的に顔を出してみる勇気
地域の健康サロンや趣味の教室、町内会活動など、
地域の集まりはたくさんあります
最初は抵抗があるかもしれませんが、
「ちょっと顔を出してみようかな」という
軽い気持ちで参加してみるのもいいかもしれません
そこには、
同じような悩みを持つがいるかもしれませんし
新しい出会いが生まれたり、
新しい趣味が見つかったりする可能性もあります!
6.インターネットを活用して、世界と繋がる
もし、インターネットを使えるなら、
オンラインのコミュニティに参加してみるのも1つの方法です
同じ趣味を持つ人たちと交流したり、
情報交換したりすることができます
ネットにアクセスさえすれば、
自宅にいながらにして、世界が広がる可能性を秘めています
また
お子さんやお孫さんなどとの
連絡を取り合う頻度が増えます
ご家族や友人と密に連絡を取り合うことは
何よりのお薬です!
7.「年のせい」で諦めないで!
「もう年だから…」と諦めてしまうのは、
もったいないことです!
残りの人生の中で一番若い時は今です!
必要なのは少しの勇気です
- 自分から声をかけてみる
- 興味のあることを始めてみる
- 地域の活動に参加してみる
- できる範囲で誰かの役に立ってみる
社会的処方は、
お薬みたいにすぐに効果が出るわけではないかもしれません
でも、
続けるうちに、きっと心のモヤモヤが晴れて、
毎日が少しずつ変わり始めます!
もしも今、
気分が沈んでいると感じているなら、
勇気を出して、自分自身でできる「社会的処方」を試してみてください!
きっと新しい発見と新しい繋がりが、
あなたを待っていますよ!

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