毎日の習慣が鍵!認知機能の低下を招く悪習慣9選

いつまでも自分らしく、
いきいきと過ごしたいと思う人は多いと思います。

しかし、
日々の何気ない習慣が、
気づかないうちに認知機能の低下を招いている可能性があります。

特に年齢を重ねると、その影響は無視できません。

このブログでは、
認知症予防の観点から、
認知機能を低下させると考えられている9つの悪習慣をピックアップし、
その理由と改善策を解説します。

今日からでも見直せるポイントを知って、
脳と心の健康を守りましょう!

いい習慣を取り入れるだけじゃなく、
悪い習慣をやめることも大切です!


1. 睡眠不足

睡眠は、脳の疲労回復に欠かせません。

睡眠中には、
日中に溜まった老廃物が除去されたり、
記憶が整理・定着されたりします。

  • なぜ悪い?:
    慢性的な睡眠不足は、脳の老廃物の蓄積を促し、
    記憶力集中力の低下を招きます。

    また、
    アルツハイマー病の原因物質とされる
    アミロイドβの蓄積とも関連があると言われています。

  • 改善策
    毎日7〜8時間の質の良い睡眠を心がけましょう。

    就寝前のスマートフォンの使用を控えたり、
    規則正しい生活リズムを保ったりすることが大切です。

睡眠不足だけでなく、
過眠(寝すぎ)にも気を付けましょう!

2. 運動不足

体を動かさない生活は、脳にも悪影響を与えます。

  • なぜ悪い?
    運動不足は、脳への血流を悪化させ、
    酸素や栄養素の供給を妨げます。

    これにより、
    脳細胞の働きが鈍くなり、認知機能の低下につながります。

  • 改善策
    無理のない範囲で、
    毎日20〜30分程度のウォーキング
    軽い体操を取り入れましょう。

    体を動かすことで、
    脳を活性化する物質が分泌されることがわかっています。

3. 社会的孤立

人との交流が少ない生活は、
脳を刺激する機会を奪います。

  • なぜ悪い?
    会話や新しい人との出会いは、
    脳の言語野前頭葉を活性化させます。

    社会的孤立は、
    この刺激が減ることで脳機能が衰えやすくなります。

  • 改善策
    趣味のサークルに参加したり、
    友人と定期的に連絡を取ったりする機会を
    意識的に作りましょう。

最近、連絡を取り合っていますか?

電話などでも孤立感を軽減する効果があります!

4. 偏った食生活

脳の健康には、
バランスの取れた食事が不可欠です。

  • なぜ悪い?
    高カロリー・高脂肪な食事は、
    脳の血管を傷つけ、血流を悪化させる原因になります。

    また、
    抗酸化物質DHA・EPAなどの脳に
    必要な栄養素が不足すると、
    脳細胞がダメージを受けやすくなります。

  • 改善策
    魚介類、野菜、果物、豆類などを積極的に摂る
    バランスの良い食事を心がけましょう。

    地中海式食も、
    認知症予防に効果的だと言われています。

5. 慢性的なストレス

ストレスは、
心だけでなく脳にも大きな負担をかけます。

  • なぜ悪い?
    強いストレスは、脳の海馬(記憶を司る部位)を
    萎縮させることがわかっています。

    また、
    自律神経の乱れを引き起こし、
    睡眠の質を下げたり、
    うつ病のリスクを高めたりします。

  • 改善策
    適度な運動、趣味、瞑想など、
    自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

    ストレスを溜め込まず、
    こまめに発散することが大切です。

6. 過度な飲酒・喫煙

アルコールやタバコは、
脳に直接的なダメージを与えます。

  • なぜ悪い?
    過度な飲酒は、
    脳の神経細胞を破壊し、脳を萎縮させます。

    また、喫煙は、
    脳の血管を収縮させ、血流を悪化させるため、
    脳梗塞や認知症のリスクを高めます。

  • 改善策
    飲酒は適量を守り、禁煙を試みましょう。

    これらは、
    認知機能だけでなく、
    全身の健康にも良い影響をもたらします。

7. 知的好奇心の低下

新しいことに挑戦しない、
毎日同じことの繰り返しといった生活は、
脳をマンネリ化させます。

  • なぜ悪い?
    脳は新しい情報や刺激を求めています。

    知的好奇心が低下すると
    脳を使う機会が減り、
    神経ネットワークが衰退しやすくなります。

  • 改善策
    読書や趣味の学習、新しい場所への旅行、
    料理に挑戦するなど、
    脳に新しい刺激を与えることを意識しましょう。

ルーティンも大切ですが、
脳の健康のためには、
いつもと違う刺激が必要です!

8.口腔ケア不足

歯周病やむし歯を放置すると、
口腔内の細菌が全身に悪影響を及ぼします。


  • なぜ悪い?
    口腔内の細菌が血管に入り込み、
    脳に炎症を引き起こす可能性があります。

    特に歯周病は、
    アルツハイマー病の原因物質である
    アミロイドβの蓄積を促進するとも言われています。

  • 改善策
    毎日の歯磨きを丁寧に行い、
    歯間ブラシデンタルフロスも活用しましょう。

    定期的に歯科検診を受け、
    口腔内の健康を保つことが大切です。

9. 五感への刺激不足

スマートフォンやテレビの視聴ばかりで、
他の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)
を使う機会が減ると、
脳は新しい情報を取り込みにくくなります。


  • なぜ悪い?
    五感への多様な刺激は、
    脳のさまざまな部位を活性化させ、
    神経ネットワークを維持します。

    特定の刺激に偏った生活は、
    脳の活動を停滞させる原因となります。
  • 改善策
    自然の中を散歩したり、料理の香りを嗅いだり、
    音楽を聴いたり、美術館に行ったりと、
    五感を積極的に使う活動を意識的に取り入れましょう。

まとめ

認知機能の低下は、
遺伝的な要因だけでなく、
日々の生活習慣が大きく影響します。

今日からでも、
これらの悪習慣を見直し、改善していくことで、
未来の自分の健康を守ることができます。

「毎日をどう過ごすか」が、
あなたの認知機能の未来を形作ります。

その小さな一歩が、未来の健康的な脳機能に繋がります!

この記事を書いた人

藤倉 健太のアバター 藤倉 健太 日本高齢者QOL学会 理事

・了德寺大学健康科学部整復医療トレーナー学科卒業
・柔道整復師/健康運動指導士/中学•高等学校教員免許
介護施設でのリハビリ(機能訓練)や体操指導を中心に、0〜106歳までの方々の健康を支えてきました。日本高齢者QOL学会の理事として、巷に溢れる健康情報を論文ベースにわかりやすく伝えていきます。

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